開発担当が語る モンカフェのこだわり

第3回 コーヒー鑑定士からお客様へ“新たな味のご提案”こだわったのは“産地の味”ドリップ コーヒーで、どこまで再現できるのか。

お客様の声の深層ニーズを追求

「なぜ選べるコーヒー」を求めているのか、まずはその真意を知ることが必要でした。

  • ついに発売になりましたね、『モンカフェ プレミア セレクション』。5種類のブレンドをイメージしたカラフルな個包装、これも初の試みですが華やかでいいですね。
  • 長い期間をかけて開発した商品ですので、お客様の反応がすごく楽しみです。以前からアソート タイプへの要望は非常に多く、それだけに「やっと実現できた」というのが率直な想いです。
  • 今回、この商品のために新たなブレンドを開発しましたが、やはり開発に時間を要した一番の理由はそこでしょうか。
  • そうですね。モンカフェの既存ブレンドをアソートにするという考え方も、もちろんあったんです。ですが開発するにあたり、まずはお客様が「なぜ選べるコーヒー」を求めているのか、そこを深掘りする調査が必要だと考えました。“初めて買うのに10杯分は多い” “いろいろ試してから購入したい”など、「購入前の試飲」が目的という仮説もたてられます。それなら既存ブレンドのアソートでいいということになります。
  • そこは、開発の核となるポイントになりますね。
  • じっくり調査した結果、「気分やシーンに合わせて選びたい」というお客様が多いことがわかりました。1日のなかで何杯かコーヒーを飲む場合、「朝はこういう味が飲みたい」「昼間の違うシーンではこんな味」というように。
  • 私も毎日コーヒーを飲みますが、飲めば飲むほど「ブレンドの違い」がわかってくる。これはコクがある、これは酸味があると。そうすると、やはりその違いを楽しみたくなりますよね。
  • 求められているものがわかったことで、開発コンセプトはより明確になりました。それならば!と、私たちコーヒー鑑定士が世界から厳選した“今までにない味”、いろいろな切り口のブレンドをご提案しようということになったんです。

生豆の鮮度を守るアルミ真空包装

「産地で飲む美味しさ」を届けたい。長い間ずっと想い続けてきました。

  • 『モンカフェ プレミア セレクション』だけの限定ブレンドとして、新たに3種類のブレンドが誕生しましたが、そのなかでも『摘みたてプレミア ビーンズ』はかなり特徴的ですよね。
  • そうですね。「いろんな切り口の味」というコンセプトから生まれた“ひとつのブレンド”が、この「産地で飲む美味しさ」。つまり『摘みたてプレミア ビーンズ』です。
  • 「産地の味」というのは、コーヒーが好きな方にはかなりニュースですね。
  • 産地で飲むコーヒーは、本当に美味しいんです。この味をなんとかお客様にご提供できないものかと、長い間ずっと想い続けてきました。私たちは収穫時期に合わせて産地へ行くので、摘みたての生豆(なままめ)を焙煎してもらい試飲をします。お米でいう新米のようなものです。初めて飲んだときは、とにかく驚きました。新しいというより、味わったことがない味。目をむくほどの感動でした。
  • 摘みたてのコーヒーの味を、ひと言で表現すると?
  • みずみずしくて雑味がない。後味がとてもクリアできれいです。
  • それを実現させたのが『アルミ真空包装』というわけですね。
  • 考え方としては、モンカフェが“挽きたての香り”を守るためにアルミ個包装や脱酸素剤を導入にしているのと同じです。産地で収穫した直後に生豆を真空パックして、数ヵ月にわたる輸送の間も酸素に触れることなく日本へ届けられるようにしました。新鮮な生豆は、緑色が強くて青々しい。香りもすごくフレッシュです。
  • 「産地で飲む美味しさ」と「挽きたての香り」が楽しめる。しかも、それが手軽なドリップ コーヒーで、というのは画期的ですね。
  • 決して大量生産できるものではないので、多くの人の協力と理解があってこそ実現できたブレンドです。我ながら、想い入れも強いです。

「産地の魅力」を引きだす焙煎度

何百という試作を繰り返し、最適な焙煎度を突き詰めました。

  • 『マンデリン ブレンド』と『アンティグア ブレンド』。この2つのブレンドの特徴を教えてください。
  • はい。馴染みのない方も多いと思います。『アンティグア』は、すごく熟度が高い豆です。果実でいう完熟した状態。味は非常に強くて濃厚です。『マンデリン』は、独特のコクが特徴ですね。良い豆は、深く焙煎したときにすごくしっかりしたコクが生まれるんです。どちらのブレンドも、それぞれの特徴をうまく活かした味に仕上げました。
  • まさに「コーヒー鑑定士がおすすめする」こだわりのブレンドですね。
  • 産地の味や特徴を引きだすために、何十何百という試作を繰り返し、一つひとつの豆にとって最適な焙煎度を突き詰めました。その結果、焙煎度も浅煎りから深煎りまで幅広く揃っています。お客様には5つのブレンドを、ぜひ飲み比べていただきたいですね。
  • 開発の立場からおすすめしたい、『モンカフェ プレミア セレクション』の楽しみ方はありますか。
  • そうですね、スイーツといっしょに楽しむというご提案なのですが。まずは『モカ ブレンド』と『キリマンジャロ AA ブレンド』。これらは5つのブレンドのなかでも、焙煎度が浅煎りから中煎りなのですが、クリーム系のスイーツと相性がいいといわれています。そして深煎りでコクのある『マンデリン ブレンド』と『アンティグア ブレンド』は、チョコレート系のスイーツがおすすめです。
  • スイーツでブレンドを選ぶというのは、新しい飲み方の発想ですね。
  • あくまでも一般論ですので、お客様自身でどんどん楽しみ方を広げていただけたらなと思います。

ドリップ コーヒーのさらなる進化を目指して

「自分の時間を取り戻せる」それは、モンカフェの大きな魅力のひとつ。

  • 以前モンカフェに対するイメージを調査したところ、「自分の時間を取り戻せる」というキーワードが出てきました。忙しい時にパッと飲んで、その場をやり過ごすためのコーヒーではなく、自分の時間を楽しむためにモンカフェを飲んでくださっている。封を開け、香りを嗅ぎ、静かにお湯を注いでゆっくりと味わう。ほんの10分か15分程度かもしれませんが、お客様はそのひと時に安らぎやくつろぎを感じてくださっているのだと。
  • 開発の立場としても、非常にうれしいご意見ですね。
  • これはモンカフェのひとつの価値だと考えています。だからこそ、「気分で選べる」というこの新商品が、お客様のひと時をより豊かなものにしてくれるといいなと思いますね。
  • そうですね。これまでは香りや味というようにコーヒーそのものの価値に目を向けてきましたが、今回は「産地」に視点を移すことで新しい楽しみ方がご提案できました。ドリップ コーヒーは、まだまだ挑戦できることや進化できることがあると思っています。これからもどんどん新しいものを開発していきたいですね。
  • 期待しています。