開発担当が語る モンカフェのこだわり

第4回 モンカフェだから実現できた「カフェインレス コーヒー」とは

最大の課題にして「大きな壁」

カフェインレス コーヒーのイメージを
モンカフェは変えられるのか。

  • モンカフェ初の『カフェインレス コーヒー』が発売になって半年ほどになりますが、「おいしいカフェインレス コーヒー」だと自信を持っておすすめできる商品が完成して、宣伝担当としてはもちろんですが、コーヒー好きとしても本当にうれしく思っています。
  • ありがとうございます。
  • 調査でも多くの方が回答していましたが、どうしても一般的なカフェインレス コーヒーは「おいしくない」というイメージが強いですよね。香りが飛んでしまっていて…。いつものコーヒーとは違う味わい、コクのない薄っぺらい味だなと私も感じていました。
  • モンカフェからカフェインレス コーヒーを発売するためのプロジェクトが動き出した当初も、「おいしくないと言われているコーヒーをわざわざ開発するのか」「売れないんじゃないか」というネガティブな反応が少なからずありました。社内でも同じイメージを持っていた人が多かったと思います。
  • 私も「カフェインレス=おいしくない」というイメージを、モンカフェは変えられるんだろうか…と正直思いました。かなりプレッシャーを感じていたんじゃないですか。
  • そうですね、眠れない日もありました(笑) 発売後に行われたモニター調査の反応はどうでしたか?
  • 「カフェインレス コーヒーの見方が変わった」「こういうおいしいカフェインレスを待っていた」という声が寄せられて、おかげさまで6,000名のモニターのうちの約8割の方が「おいしい!」と評価をしてくれました。非常にうれしい驚きでした。
  • モンカフェとして出すからには、モンカフェの他のブレンドと同等の味わいを目指さなければという強い想いがありましたので、本当にうれしいですね。商品の完成後に社内向けの試飲会が行われましたが、「カフェインレスでこのおいしさは、今まで世の中になかった」「これならモンカフェとして自信を持って出せる」といった反応が多くて、カフェインレス コーヒーのイメージを大きく変えられたなという手応えを感じました。

「ブレンド」と「焙煎」による試行錯誤

「香り」を大切にしているからこその、むずかしい挑戦。

  • 『モンカフェ カフェインレス コーヒー』が誕生して以来、いろんなお客様に直接会って話を聞く機会があったんですが、あらためてカフェインレス コーヒーへのニーズの高さを感じました。
  • 開発のきっかけも、じつは実体験にありました。妊娠している方や授乳中の方、ご年配の方たちからは「コーヒーは飲みたいけど、カフェインをとりたくない」という声があったり、コーヒー好きの方から「1日に何杯も飲むから、夜はカフェインレスにしたい」というご意見があったり。世の中のニーズや、身近な人たちの声に接して、モンカフェがご提案するラインアップのなかに、「カフェインレス」という商品は必要じゃないかと考えたんです。
  • むずかしい挑戦だなと思いましたね。
  • そうですね。モンカフェは「香り」を大切にしているブランドですから、かなり苦労しました。どうしてもコーヒーの生豆(なままめ)をカフェインレスにするという処理の過程で、コーヒーのコクや香りの成分が多少なりとも抜けてしまうんです。
  • 通常のコーヒーにはない工程を、ひとつ経ているわけですからね。
  • 一般的なカフェインレス コーヒーは、通常のコーヒーよりも味が弱いため「深煎り」にして苦みを強くする傾向があります。ですが、それだけでは「苦いだけ」でコクのない薄っぺらい味になってしまう。
  • モンカフェの場合は、「ブレンド」と「焙煎」で工夫をしたんですよね。
  • はい。3種類以上のコーヒー豆をブレンドしていますが、主に苦みのバランスがとれた「ブラジル」と、しっかりした酸味がある「メキシコ」を使っています。それでもまだ単調な味になってしまうので、いろんな特徴を持った豆をブレンドする工夫をしています。焙煎は「中煎り」くらいに留め、『モンカフェ マイルド ブレンド』と変わらない味わいを目指して調整をくり返しました。

数値が示した「おいしさ」の評価

『モンカフェ マイルド ブレンド』と
酸味・苦み・コクが、ほぼ同じという値。

  • カフェインレス コーヒーで「挽きたての香り」が楽しめるという点も、モンカフェならではの最大の特長ですよね。
  • 苦労して完成させた香りなので、できるだけ鮮度のいい状態でお届けして、その香りの良さを愉しんでいただきたいという想いがあります。モンカフェだからこそ、それが実現できていると思っています。
  • ミルクを入れてカフェオレにしても楽しめる。これがすごいなと思いました。一般的なカフェインレス コーヒーの場合は、ミルクを入れてしまうとどうしても味が薄くなりがちですよね。
  • 味づくりのなかで、そこはかなり意識しています。さまざまな調査から、カフェインレス コーヒーを飲む方は、カフェオレにしても楽しみたいというニーズがあることがわかっていました。そこで、ミルクに負けない「コクのある味わい」を心がけてつくりました。
  • 「おいしさに自信があります」とどれだけお伝えしたところで、やはり客観的にはどうなのかという意見がきっとありますよね。
  • そうですね。
  • そういう意味でも今回行った味覚センサーによる測定は、味を客観的に分析するうえでも良かったなと思っています。モンカフェの『カフェインレス コーヒー』が、人気の『マイルド ブレンド』の酸味・苦み・コクに非常に近かったこと、さらに一般的なカフェインレス コーヒーに比べて「コク」に関する数値は倍近くにもなった。
  • これまで主観的だった「味」の評価が、味覚センサーを使って客観的に測定されるようになってきました。コーヒーについての「コク」を分析できるようになったのも、ごく最近のことです。
  • コクを測定できるようになったというのは、大きなことですね。

飽くなきカフェインレスへの挑戦

「香り」と「味わい」の
さらなる進化をめざしています。

  • 海外では「デカフェ」として親しまれているカフェインレス コーヒーですが、非常に生活に密着した飲みものなんですよね。
  • そうですね。アメリカでカフェにいくと通常のメニューの中に「デカフェ」があることが一般的です。日本の場合は、カフェインレス コーヒーを扱っているカフェを見つけること自体がむずかしいですよね。
  • モンカフェ シリーズから「カフェインレス」商品が出たことで、もっと多くのお客様に手の取りやすいものになっていってほしいなと思います。
  • 日本でも、これからどんどんカフェインレス コーヒーへの需要は伸びていくと思っています。やはり一番に思うのは、コーヒーが好きだけれどもカフェインが気になって我慢しているという方にお届けしたいですね。
  • 今後の目標などはありますか。
  • 「香り」をいかに進化させられるかが重要だと思っています。『モンカフェ カフェインレス コーヒー』を発売してまだ半年ほどですが、より良い「香り」と「味わい」を追求してカフェインレス コーヒーのおいしさを進化させていきたいと思っています。
  • 楽しみですね。期待しています。

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